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サイト「Nanayo-Duki」と連動した紀和沙のブログ。日記・サイト更新情報・創作お役立ち本レビューなど。イラスト・小説などの作品はサイトにあります。詳しくは、右中段のリンクから!
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虚構島」のすぎはら氏主催の同人誌「LANDSCAPE:THE PINK」に、ゲスト参加いたします。同人誌の内容は、告知ブログにて詳しく。
私の作品は、「3種類の動物を登場させる」という題にそった、オリジナル小説となる予定です。現在、鋭意執筆中!

また、表紙・裏表紙の制作を担当させていただいております。上の超!目立つ(予定)のショッキングピンクの表紙が目印です。

ショッキングピンクという強い色をリクエストいただきましたので、ホワイトで引き締めました。なおかつ、彩度を抑えた別のカラー群をちりばめて、にぎやかさを出したつもりです。一応、CMYKで作ってあるけど、どんな仕上がりになるか、ちょっとドキドキ。

ほかにも制作秘話・デザインするときに考えてた事とかがありますが、それは後日お話したいと思います。

イベントでの頒布は、2013年4月14日(日)の「第16回文芸フリマin関西」を予定されています。
サークル名はずばり「LANDSCAPE」です。スペースNoが決まりましたら、これもまた後日、改めてお知らせしたいと思います。

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『新訂 孫子』(岩波文庫 青207-1)
・訳注:金谷治
・岩波書店、2000年(Amazon リンク

古代中国の兵法書といえば、コレ!ですよね。
『孫子』13篇の、原文(漢文)・読み下し文・現代語訳の3つを、各段ごとに対照し、さらに注もついています。

底本は、原文のメインを『宋本十一家注孫子』、そこに、

・宋本『武経七書』
・平津館本『魏武注孫子』(清・孫星衍)
・岱南閣本『十家注孫子』(清・孫星衍)
・『古文孫子』(仙台藩・桜田景迪)

での対校し、さらに「銀雀山漢墓竹簡・孫子兵法」など、もろもろの『孫子』に関係する文と比べて訂正を加え、「精善なテクストを得ることにつとめた」(p.3)という、その粘り強さに敬意を表さざるを得ない本となっております。

逆に言うと、これは現代の日本の研究者がたどり着いた『孫子』のテキストなわけで。この本の文を安易に使うと、「この時代の『孫子』に足りない字がありまっす!」とか、すんごい細かいツッコミを受けるリスクがないではない。ないだろうけど。ないと信じたい。

『孫子』といえば、日本の戦国時代にも多大な影響を与えていることは、ご存じの方も多いと思います。例えば、武田信玄の「風林火山」とか。これは、この本でいうと、「軍争篇第七」の、

其疾如風、其徐如林、侵掠如火、不動如山」(p.94)

に登場します。ちなみに「軍争篇」では、「いかに機先を制して利益を得るか」が、説かれています。

ビジネス書とかでは、「この部分はこう解釈して生かせ!」とかありますが、私はこの本を「平和のための本」だと考えています。なぜなら、「謀攻篇 一」では、

百たび戦闘して百たび勝利を得るというのは、最高にすぐれたものではない。戦闘しないで敵兵を屈服させるのが、最高にすぐれたことである。」(p.45-46)

という一文があります。ここに『孫子』の言いたいことがあるのではないかと思います。つまりは、

「戦争しないのが一番いい!」

だと。
こういう解釈を、現代を舞台にした小説に取り入れてみたいよね。

キャラA:「孫子の兵法って…戦争をどうやるかって話でしょ?」
キャラB:「違います。孫子の真髄は、『戦争をいかにやらないか』というところにあるのです」

みたいな会話をさせたら、カッコよくね? チョーカッコよくね?

なお、今の会話は、『相棒』の小松右京(水谷豊さん)と亀山薫(寺脇康文さん)の声で再生されています。最近、『相棒』ハマりました。劇場版のDVDほしい。もちろん、メイキング入りの豪華版のやつ。

話が逸れましたが、『孫子』はいい本です。実戦での駆け引きはもちろん、攻めてはいけない土地、スパイの使い方など、「戦い」という事象を普遍的に見据え、どう対処していくかを説いています。

バトル系の創作をするなら、一読しておいて損はないと思います。

※書籍からの引用文は、青色の字で示しています。

 

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『ファンタジー映画を描きたい! 夢と冒険のストーリー術』
・著:セイブル・ジャック、訳:廣木明子
・フィルムアート社、2005年(Amazon リンク

オビの文句は「想像力を解き放て!」
……とゆー、若干 想像力に自信がなくなってくるアオリですが、内容はとっても濃い本だと思います。まず、まえがきなどに続いて、

Chapter.1 ファンタジーとは何か?
Chapter.2 リサーチから始めよう!
Chapter.3 ストーリーを書く
Chapter.4 多面的なキャラクターを作る
Chapter.5 動物・神秘的な生き物たち
Chapter.6 魔法をちりばめる
Chapter.7 ファンタジーの舞台を探して
Chapter.8 戦闘シーン、あってよし、なくてよし
Chapter.9 宗教というエッセンス
Chapter.10 ファンタジーだって、政治はつきもの
Chapter.11 ロマンス、そして少々のセックス?
Chapter.12 対立を生みだす人々、家族
Chapter.13 独自の言語や呪文を作るなら
Chapter.14 音楽、詩が必要になったら
Chapter.15 悪魔は細部に宿る
Chapter.16 描写は簡潔、明瞭に
Chapter.17 ストーリーを書く Part.2
Chapter.18 総まとめ

の、18章が読者を待っています。
加えて、『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』の監督であるアーヴィン・カーシュナー氏などの推薦文なども、物語を作成する上での参考になります。

また、著者だけでなく、ファンタジーの識者からの質疑応答もあり、その答えに「なるほど!」と感心したり笑ったりできます。

各Chapterには「エクササイズ」が付いていることもあり、練習方法を学びたい人にもオススメです。例えば、「Chapter.2 リサーチから始めよう!」では、

これは演習というよりちょっとした楽しみだ。(中略)1、2時間割いて、図書館へ行くかインターネットにアクセスするかして、ファンタジーの参考図書のリス トを作ってほしい。(中略)この章の最初では、あなたはファンタジーのリサーチってどうすればいいのと首をかしげていたのに、今はもう、情報が情報を生んで、まずどこから手をつけるかに迷っているはずだ。」(p.053)

など、具体的にどうするかを簡潔に指示し、その結果どうなるか、このエクササイズの目的は何だったのか、を説明してくれています。

ただ、和訳がちょっとわかりづらい部分も。例えば、「Chapter.4 多面的なキャラクターを作る」において、

心ならずものヒーロー」(p.063)

という単語が登場します。この単語だけを読むと、「ならず者」つまり「手に負えない奴」という印象を受けますね。
し かし、きちんと読むとそうではない。この単語は、「自分の意思とは関係なく、ヒーローにならざるを得ない主人公」という意味なのです。日本でいうと、『新世紀エヴァンゲリオン』 の「碇シンジ」とかがピッタリきそうな感じ。「心ならずも」「ヒーローになった」という意味ですね。かなり苦心して訳されたんだろうと思います。

まぁ外国語を訳すときに難しくなっちゃうのは、仕方がない!きちんと読んで内容を理解すれば、独特の単語の意味も理解できるわけですし。

この本は、言い回し面白い部分もあって、「なるほど、こういうウィットも、ファンタジーには必要なのかもしれない」と思わせてくれます。「Chapter.5 動物・神秘的な生き物たち」内の「琴線に触れる動物」では、

そう、動物の死や怪我を使って――観客に愛される動物が書けていればだが――ティッシュを飛び交させることは可能だ。」(p.102)

と いう一文で、思わず爆笑してしまいました。「泣かせる」じゃなくて「ティッシュを飛び交させる」ですよ、アナタ。漠然と「泣かせる」ことを想定するより も、「ティッシュを使わざるを得なくなる観客」を想定することで、視聴者へのアピールはどうあるべきかをより冷静に考えることができるんではないでしょう か。

この本は、映画の脚本を想定していることもあって、予算を意識した物語作りについてもしばしば言及されています。こういった視点は、 映画脚本だけでなく、普通の小説やマンガにも応用が利くんではないでしょうか。現代の小説やマンガは、いつメディアミックスされてもおかしくないしね!

アニメ化、ドラマ化、そして……。

「ファンタジー映画脚本のメソッド」だけだと思って読まずにいるのは、もったいない! 創作をしている人、そしてプロを目指している人にオススメ!とってもオススメしたい本です。

※書籍からの引用文は、青色の字で示しています。

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新年あけましておめでとうございます!
2013年癸巳(みずのとみ)、皆様はどのようなお正月をお過ごしでしょうかー。

私は毎年実家へ帰省しています。今のところ。ですが去年(2012年)は、年末(2011年)からの風邪を引きっぱなしで、完全な寝正月でした。何のため帰省?レベル。

しかし今年は一応元気だし、ゆっくりできるなー出かけられるなーと思っていたら。

帰省してきた弟が、ウイルス性胃腸炎(疑ノロウイルス)で寝込む。

バカァ!ウチの家族も外に出れなくなったじゃねーかー!な年末になりました。家中消毒、弟隔離、親戚への挨拶を控える、などのバイオハザード対策。実家に帰ってきても出不精でござるの巻。しょうがないので、TVを見て過ごすの巻。
まー、結局ノロだったのかはわかりませんが、今は体調も回復したようです、弟。家族にも感染しなかったしね…。

そんなこんなで、大晦日。
ガキ使の「絶対に笑ってはいけない熱血教師24時」を見ながら年越し。いやぁ、「絶対に~」を見始めて3年目くらいですが、今年のは一番面白かったなー。江戸時代が良かった。エガちゃんは神!
随所で笑いすぎて、涙が出て、なぜか号泣してるような状態になりました。

そして元旦。
「芸能人格付けチェック」を見ていた我が家は、夕食の終盤だったのですが、まさかの「演出:ボーイズラブ」でお茶の間の温度がマッハ。私はTwitterでこの惨劇を叫び、弟は某巨大掲示板の実況板をチェックして「濃厚なホモ祭りになっとる…」と、あの悲劇を過ごしたのでした。
断っておきますが、私は「腐に理解がある」だけです。あれはちょっと「ないわー」と思った。正直。

そのあとの「相棒」は面白かったですねー。
普段TV見ない(見れない)から、こういう時期、面白い番組に出会うと本当に面白い。
特に「相棒」は、「杉下右京」が本当にいい味のキャラクターに仕上がってるドラマなので、こういうキャラ作りは自分の創作にも生かしたいところです。ドラマ自体も、「あー自分、このジャンルもしっかり勉強せんとなぁ…」と思い返させてくれるシーンがいくつもありました。いやホント勉強しないと。

今日は「バクマン。」を途中から見てました。
どういう話かはぼんやりと把握してましたが、アニメも見てなかったし、漫画のほうも断片的にしか読んでない。なのですごくいい機会だったと思います。

くっそう、すっごいおもしろい。

さすがの大場つぐみ先生+小畑健先生といったところ。アニメの中で、サイコーとシュージンはアニメ化を狙って漫画家してますが、こういう状況に憧れてるクリエイターっていっぱいいるんだろうな。私もそのはしくれ、「うおー!がんばるー!」と叫んでしまいそうなアニメでした。

と、こんな感じで創作中枢を刺激されながら正月しております。
皆様も引き続き、よいお正月を!

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2012年壬辰の年も、もうすぐ終わりでございます。
皆様にとっては、どのようなお年になりましたでしょうか?

私にとっては、昇竜の年ではなく、登竜門に至った鯉でもなく、「滝壺の中をもがく手負いの鯉」のような年でした。時間はあるけど、フラフラしたというか、何というか。どういう創作が自分にとって楽しいか、暗中模索した年でした。

来年も、しばらくは手負いの鯉になりそうですが、ゼッタイ成長はしていきたいと思います!

来年もご贔屓いただければ、幸いです。
それでは皆様、よいお年を!

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第9回MF文庫Jライトノベル新人賞、第三期予備審査に出しました。

今回は初めて、日本郵便の「レターパックライト」を利用してみました。いつも大きめの茶封筒で出してたんですよね。でも、そっちのサービスもいい、という評判を聞いて利用してみた次第。

何これスッゲェ便利。

150枚の原稿+別紙2枚をM字クリップで綴じたものが、難なく入りました。しかも宛名も書きやすい。追跡サービス用のシールがちょっとはがしにくかったですが、きれいに梱包して投函できました。投函したのが、郵便局にちゃんと回収されたのも確認!

あ、ちなみに原稿は、コピー機用の普通紙です。インクジェットプリンタ用の普通紙ではありません。インクジェットプリンタ用の紙だと、もう少し厚みがあるので、レターパックライトに入り切るかなぁ?

さて今回一番苦労したのは、原稿をWクリップで綴じることだった…!原稿の厚さ+運動不足による握力の衰えが、私の指にダイレクトアタック。原稿の厚さまで、クリップが開かない!これ、近所で手に入る一番大きいサイズのクリップなんだけどな!たった3cm弱 開けばいいだけなんだけどな!
などと悪戦苦闘しつつ、なんとか綴じました。

握力を鍛えるグッズを買ってこようか、真剣に悩みます(笑)

 

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この1週間程度、体調を崩しておりました。熱とかセキとかお腹が痛い、とかそういうのはありません。ただひたすらだるい。あとなんか筋肉痛。寝過ぎて体がこりかたまったのか、何なのか全然わからない。

とかなんとかしてたら、メインPCまで挙動がおかしくなりました。
Windowsのロゴまでは出るんだけど、そのあと電源が切れて再起動→切れる→再起動の無限ループ。たまに、セーフモードで起動できるとか、そういう状態。ヘルプマニュアルなんかを見て、改善を試みましたが、今ひとつ。PCトラブルはさっぱり…なので途方に暮れてました。

Twitterでつぶやいてたら、友人から「HDDやられたんじゃ?」とのアドバイス。これはいかん!とできるかぎり、必要なバックアップをとって、PCを修理に出しに行きました。

PCは、昨年購入したドスパラのPrimePC。延長保証付きにしてあったので、無償保証になりそうです。万一を考えて、つけててよかった、延長保証! なお入院は1~3週間程度になりそうな感じ。まあ年末だしね。店員さん、丁寧な対応をありがとうございます。どうぞよろしく。

あーそれにしても、PCをドスパラなんば店まで持っていくのが大変でした。かなり大きなデスクトップPCだったので、キャリーカートに乗せても一苦労。移動は徒歩+電車なので、その間に物理破損しないか、ヒヤヒヤしました。

おかげで今日は筋肉痛です。
メインPC入院中は、でっかい仕事はできなさそう。今はノートPCを使って、記事を書いてますが、字の小ささにもう涙目。

早くよくなって帰ってきてね!


 

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サイト「Nanayo-Duki」と連動するブログです。

オリジナルのイラスト・小説・ハンドメイド作品などの創作活動を展開。おもにオンライン上で発表しています。モットーは「おもしろければ何でもいい」。あと古典が好き。最愛は日本中世(平安末~室町)期。

ちまちまと投稿もやってます。
ライトノベルレーベル中心。お見かけの際はどうぞごひいきに。

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