ちょくちょくこの本を求めて流れ着く方がいらっしゃるみたいなので、詳細にレビューしてみます。
・『新装版 龍の絵入門』(干場哲鳳、日賀出版社、2008年)
東洋の龍の描き方の本です。
けど、龍の描き方ハウツーだけでなく、龍の歴史など龍そのものに関する知識も満載です。
歴史、道教とのかかわり、十干十二支の解説、龍の種類など、絵を描かない人にも「面白い」と思ってもらえる本です。また、名画の鑑賞を通してみる龍の姿もあります。
基礎知識を学んだあとは、具体的な描き方。
線画でみる全体・顔・胴体などのアップ、顔の各部位(目・ひげ・まゆ・角など)の詳細な描き方、また筆で書く線画の基本や、色んな紙に描くときの注意点もあり。龍の顔にいたっては、いろんな角度の見本があるので、すっごく便利。いたれりつくせりです。いやホント。雲の描き方もあるよ!どこまでサービスしてくれるんだ!好き!
で、そのあとはカラー作例や、掛け軸・年賀状への描き方解説。便利すぎるこの本。
ためしに描いてみたら、すっごく良かった。サラッと龍が描けました。下書きもなしで、筆ペンで描いたのですがそれなりのものが。
この本には筆の運び方もきちんと書いてくれてるので、迷わず線が引けます。カラー写真もけっこうあるので、いつかは龍に乗る仏さんの絵にも挑戦したくなります。ええ。
ただ、ちょいデフォルメ色のある龍というか、まあ表紙のタッチの龍ばかりです。リアル爬虫類みたいな龍を描きたい人は、別の本を探してみるといいと思います。
なおアマゾンさんでは、内容の一部を見ることができます。
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オリジナルのイラスト・小説・ハンドメイド作品などの創作活動を展開。おもにオンライン上で発表しています。モットーは「おもしろければ何でもいい」。あと古典が好き。最愛は日本中世(平安末~室町)期。
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