千年の時を超えて

先週の土曜日、学会の企画で、「源氏物語千年紀」の展示会に行ってまいりました！

なんで今年が千年紀かと言うと、『源氏』の文献初出が、『紫式部日記』の1008年の記事だからです。文献初出1000周年おめでとう！ってことだそうです。

いやー、さすが天下の『源氏物語』、人出が結構ありました。絵巻や屏風のほかに、同時代の作品や『源氏』の注釈書などが出展されていました。ウチの大学の文庫から出展したものもありました。
中はちょっと照明絞りすぎでしたが。
大学の先生方と行ったので、途中途中で有意義なお話も聞けました。みんなで版本の草仮名を読んでみたりね（笑）

しかし、来場者の中には、こんな方々も…。

おばちゃんA：「あっ、伊勢物語がある！」
おばちゃんB：「ああ、あの紀貫之が女のふりして書いたやつ！」
おばちゃんC：「そうそう！」

まて、節子。それ『伊勢物語』ちゃう、『土佐日記』や！
終始、展示されていた『伊勢物語』を、『土佐日記』と取り違えたまま、おばちゃん集団は去ってゆかれました。つ、ツッコめなかった…。
まぁ、おばちゃんたちは満足してたっぽいからいいか（笑）

一番興奮したのは、『あさきゆめみし』のカラー原画を見たときでした。う、美しい……！