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サイト「Nanayo-Duki」と連動した紀和沙のブログ。日記・サイト更新情報・創作お役立ち本レビューなど。イラスト・小説などの作品はサイトにあります。詳しくは、右中段のリンクから!
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今日は、「榊一郎のエンタメのレシピ」を聴きに行ってきましたー!
榊一郎先生といえば、『神曲奏界ポリフォニカ』や『ストレイト・ジャケット』で知られる、小説家!twitterで創作講座をやってらっしゃることもあります。そんな先生のお話を生で聴けるとあれば、「こりゃーいかねば」と出陣してきました。

会場は、大阪アニメーションスクール。
心斎橋から歩けるな!と思って行ったんですが、距離感がわからず、会場にはギリギリで到着。うしろの方に座ってました。うう、イスが固くておしりいたい。

会場には、ゲストの神野オキナ先生・空埜一樹先生のほか、あわむら赤光先生・雨木シュウスケ先生・五代ゆう先生・すえばしけん先生・むらさきゆきや先生など
「関西圏の業界人、ほぼ集まってんじゃねーの?」(@榊先生)
と言わしめるほどの作家先生方が!すっげぇ。前にもうしろにも、プロとして活動されてらっしゃる方々が…!空気が熱うございました。

このイベントは、「お話を組む」というのをリアルタイムで行う、リアルにライブ形式で行われました。まさに即興。お客さんのリクエストを聴きつつ、結果的には「換骨奪胎」と「三題噺」を使いながら、プロットをひとつ練っていくという形式に。

「換骨奪胎」のネタになったのは、空埜先生の『死なない男に恋した少女』。
榊先生:「読んだことある方、あらすじをお願いします」
お客さん:「タイトルの通りです!
榊先生:「……骨も残らないな」
で会場爆笑。このあと「じゃあ作者に語ってもらいましょう」とふられた空埜先生も「ほぼタイトルの通りです!」との返答。

結果的には、「抱えた欠陥により、社会生活が営めない少女」+「少女の欠陥を補完する能力のある少年」というカタチが骨として残りました。

そこを色づけるプロットのネタは、客席から募集。「お墓」「とうがらし」「王様」の三題が出されました。
神野先生:「お墓と王様は似てますね!」
榊先生:「えっ?w」
と、早くも連想モードが全開の先生方。「お墓」と「王様」が似てるって、創作やってないと理解できない会話でしたねw

そして三題出されたわけですが、三題噺といっても、それをそのままではなく、そこから連想できるワードを出していく作業に。
・「お墓」→「罠」「遺産」「税務署」「ゾンビ」
・「とうがらし」→「赤い」「辛い」「苦手」「炎」
・「王様」→「戴冠式」「血筋」「ギロチン」「革命」「秘宝」
などのワードが出されました。
「とうがらし」の段で、とうがらしは植物か野菜か果物か、という話になり、
神野先生:「果物じゃないでしょう。あれをかじって「みずみずしい」とは言わないでしょうw」
という発言で笑いが。
しかしここから神展開が待っているとは、誰も予想していなかった…。

そこから生まれたのは、
「ゾンビのような覇気の無い主人公」
「辛いモノを甘いとしか感じられない(味覚が一般人と逆転した)ヒロイン」
「味覚障害は、金持ちが行った遺伝子操作の結果」
という設定によるラブコメ。

榊先生:「これラブコメなんですか?w さっきからバンバン黒い話が出てますが」
神野先生:「設定は黒くてもやってることはラブコメです。部数も見込めますしw」
で会場爆笑。

書き出しは、
ゾンビ映画を怖いと感じなくなったのは、いつからだろう
という印象深いもの。うわぁ主人公の設定から書き出しができちゃったよぉー!すげぇー!神じゃ!物語の神様が降臨なされておる!

ライブ中は、榊先生が他の先生の意見を聞きつつ、「あーはいはいはい……えっ?w」と聞き返す展開も。大勢のクリエイターが放つアイデアは、思わず二度見(二度聞き?)してしまうおもしろさがあります。

敵を作れ、という課題に榊先生は
宣伝してもいいのよv
と言いながら、会場の客席にいたあわむら赤光先生を指名。そこから次々とギョーカイの方が犠牲に…。中には「物語の神様降臨」状態で、まったく別のプロットを語り出す先生も。すげえー。

榊先生曰く、「感覚で物語を作っちゃう人と、そうでない人」の両方が集った会場は、ずっと熱気こもりっぱなしでした。

ここからは長すぎなので簡単に抜粋。

・主人公は、「読者の友達」になれるか
・自分のシュミを挟むときは自重して
・うまく書けないのは当たり前。理想の文章が出たらそのまま行け
・オビが書ける作品か(世界観を一言であらわせる特徴がある作品か)
・枚数という制限内で書くことに慣れよう
・とにかく1作品書き上げよう
・「自分は何がしたいのか?」を問おう

もう「おおー」の連続の4時間半でした。
途中では声優コース所属のMCさんが、即興で書かれた会話文をアテレコするなど、新鮮な試みも。小説・漫画・アニメでの台詞回しの違いなども解説されました。

ああ、本当にいい1日でした。
よし、書こう。身構えずに、物語を作り出そう!やーるぞー!

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紀 和沙 (KINO Kazusa)
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自己紹介:
サイト「Nanayo-Duki」と連動するブログです。

オリジナルのイラスト・小説・ハンドメイド作品などの創作活動を展開。おもにオンライン上で発表しています。モットーは「おもしろければ何でもいい」。あと古典が好き。最愛は日本中世(平安末~室町)期。

ちまちまと投稿もやってます。
ライトノベルレーベル中心。お見かけの際はどうぞごひいきに。

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