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サイト「Nanayo-Duki」と連動した紀和沙のブログ。日記・サイト更新情報・創作お役立ち本レビューなど。イラスト・小説などの作品はサイトにあります。詳しくは、右中段のリンクから!
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4月の読書メーター
読んだ本の数:22冊
読んだページ数:5179ページ

( ゚ω゚ ) < どくしょ ここまで

4月の読書まとめです。
今月からまたぼちぼちやっていきたいと思います。ただ、記事を作る時間を短縮するため、「オススメ4冊」の企画はお休みし、「ベストな1冊」企画をやっていきたいと思います。「オススメ4冊」と「ベストな1冊」企画を混ぜつつ、紹介していきたいです。

では、4月のベスト本をご紹介します!

『海と列島の中世』(講談社学術文庫1592)
著:網野善彦
講談社、2003年


図書館で借りてきて読んだんですが、あまりに参考にしたい箇所が多いので、新刊で購入しました。

院政期以降の、いわゆる「中世日本」を見つめる本です。現代人が見つめる歴史観に、多くの疑問を投げかけてきます。
この本では、海を、日本列島と諸外国を断絶するバリアではなく、交流するための道であるという考え方をしています。「石高が低い→米が生産されない→貧しい土地」ではなく、海を船で行き来することで、かなり豊かな暮らしをしているところもあったといいます。
そういう感じで、昔の日本はかなりグローバルな社会であったことを教えてくれます。

著者の網野先生のご研究は、映画『もののけ姫』の世界観にも、多大な影響を与えたそうです。『もののけ姫』では、タタラや牛飼いといった、農業以外を生業とする人々の生活が描かれていましたね。そういう、「農業以外」から日本史を見つめ直そうとするのが、網野先生のひとつの特徴だと思います。

自分たちは日本史に詳しいようでいて全く詳しくない。あるいは固定観念、現代で常識と呼ばれる感覚に支配されすぎている。そういうことを、この本は教えてくれます。

こういう世界観を、自分の作品にも取り入れてみたいなぁ。



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紀 和沙 (KINO Kazusa)
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自己紹介:
サイト「Nanayo-Duki」と連動するブログです。

オリジナルのイラスト・小説・ハンドメイド作品などの創作活動を展開。おもにオンライン上で発表しています。モットーは「おもしろければ何でもいい」。あと古典が好き。最愛は日本中世(平安末~室町)期。

ちまちまと投稿もやってます。
ライトノベルレーベル中心。お見かけの際はどうぞごひいきに。

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