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サイト「Nanayo-Duki」と連動した紀和沙のブログ。日記・サイト更新情報・創作お役立ち本レビューなど。イラスト・小説などの作品はサイトにあります。詳しくは、右中段のリンクから!
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何気なく、過去のはがき用ファイルを整理していたら、出てきた一枚。
文字は一部消していますが、その文面からすると、2004年の年賀状用に描いたものらしーです。なので、色彩を加工してアップしておきます。

うっわぁ…懐かしい。
今とあんまり画力が変わってない…。というよりも、今より頑張って描いてる感がある!(爆)

が、がむばれ、自分!!

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昔はよく、「まんがで読む百人一首」みたいな本を読んでました。かなりわかりやすく解説してくれてるので、私が日本古典文学に足を踏み入れるステップのひとつとなってくれたことは、確かです。

ですが、最近その内容に、少々疑問が…。
というのも、「まんがで~」系で紹介される「恋の和歌」は、それはもう情熱的に歌人本人が体験したこととして、描かれています。

でも、それってホントなの?
すべての恋歌に、その認識を適応していいの?

…というのも、和歌には、「題詠」によって詠まれた歌が存在するからです。
「題詠」というのは、わかりやすくいうと、「~なお題」に合わせて歌を詠むということ。創作をする人には馴染みぶかい、「あらかじめ指定された「お題」に則って創作する」というやつです。

和歌にもこの「お題」が存在します。特に歌会や歌合では、さまざまな題が設定されていたことが確認できます。例えば、長治2(1105)年以降成立の『堀河百首』という歌集には、「立春」・「桜」・「五月雨」・「蛍」・「七夕」・「月」・「氷」・「網代」など季節・自然系のお題や、「初恋」・「不被知人恋」・「初逢恋」・「旅恋」などの、恋のお題もあります。
ちなみに「不被知人恋」は、「人に知られざる恋」という意味だったと思います。

で、この「題」というものも踏まえて、和歌を見ますと、「恋歌は、本当に恋の和歌なの?」という問題に、ひとつの着眼点があることに気づきます。

例えば、『古今和歌集』巻第14、恋歌四の715番歌。紀友則さんの和歌。

 蝉の声 聞けば悲しな 夏衣 薄くや人の ならむと思へば

(蝉の声を聞くと、悲しくって悲しくって。夏の薄い衣のように、あの人の想いも、薄っぺらくなってくんだろうなぁって思ったら)

恋の想いのはかなさを詠っていますね。
ところが、この歌に付された「題」には、こう書かれています。

寛平の御時の后宮の歌合の歌

!!
…というわけで、さかのぼって調べてみます。
「寛平の御時の后宮の歌合」というのは、まんま「寛平御時后宮歌合」のこと。寛平4(892)年頃、宇多天皇の母后である、班子女王の居院で開かれたそうです。母后の、還暦祝いパーティーの意図もあったとか、なんとか(参考文献:『国歌大観』)。

で、そこに提出された「蝉の声~」の和歌を調べてみます。

題は……「夏歌」!

!?
つまり「蝉の声~」という和歌の実情は、紀友則さんが「夏」を題材にして、詠んだことになります。純粋な恋の和歌、というわけじゃなかったんだよ、ワトソンくん!

なので、和歌の内容というのは、歌人が実際にその状況にあったとは、限らないのです。この友則さんのように、歌合の「題」に合わせて、創作しただけの歌もあるからです。だから、本来は恋をしない(はずの)僧侶や内親王の恋歌も、存在するわけです。「題」に合わせて詠んだだけですだから。

人間は、知識と多少のイメージ力があれば、「創作」することのできる生き物です。
恋愛をしない人間にも恋歌が詠めることは、推理作家が殺人をせずに殺人事件を書けること、漫画家が海に出ずに海賊物を描けることに共通すると思います。

歌人たちも和歌の勉強会を開いていた、という研究もあります。和歌は、奇抜な独創性より、共通認識をいかに表現するが優先されるので、中世になるとネタが尽きて歌人も大変だったらしいです。膨大な数の題に対応するため、勉強会をしてたと。

歌人A:「も~、このお題でネタねーよ!」
歌人B:「じゃ、いっそ万葉集を踏まえてみんべ? ●●なんて詠み方どうよ」
歌人A:「お前天才!」
歌人C:「それ、採用。このお題に使うことでFA?」


みたいなやりとりがあったに違いない。

そんなわけで、恋の和歌の実情なんて、そ~ロマンティックでもなかったりするのかもよ~。というお話でした。皆さんも、和歌を「読む」ときは、そのお題にも注目してみてください。

 

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4月28日は、わが出身まん研の新入部員歓迎会でした。

今年もOGとして参加。
いや~、部員が本当に多くなって、お姉さんビックリだわ~。古参OBさんのひとりが、「オレが入った頃は2人しかいなくって…」としみじみ仰ってました。

…って、よく考えたら、新入生って大半が平成生まれのはずですよね。
平成元年生まれが、今年23歳になるはずだし。うわーうわー。おかげで、CCさくら好きの某同輩の恒例芸「レリーズ!」も受けてるけど元ネタ知ってる後輩が少ないという状況に。
必修なので全員読んでおくようにー!
と叫んでおいたのは言うまでもない。

ちなみに私は、イスの上にガイナ立ち(リンク先、中央の人物のポーズ)で挨拶しました。※ちゃんと靴は脱いでます。

「聡明であれ、オタクたち! そしてわがまんが研究会に栄光あれ!」

と、現役時代「女帝」の二つ名で呼ばれたOGらしく挨拶してきました。あ、元会長って言うの忘れた。しまった~。あと、渡された名札に、ナチュラルに「OB」と書いてしまったし…。ふはっ。

一次会のあとは、二次会徹夜カラオケ。
オタク大集結のカラオケは、まさに阿鼻叫喚。カラオケ屋は意外と部屋同士の音が聞こえるので、どっかの部屋で「オタ芸」が始まってる気配を感じつつ、歌ってきました。

いやぁ、今年も有望な人材がたくさん集まったようですね!
今後とも、OGとして見守っていきたいと思います。

新入部員の皆さま、まん研へようこそ!
幹事の皆さん、現部員の皆さん、準備などお疲れ様でした。
OB・OGの皆さん、次は5月大学祭でお会いしましょう!それでは!

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次のブログネタが上がるまで、たんぽぽの花をお楽しみください。

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2012年3月18日に紹介した「お風呂用スピーカー」の記事ですが、新たな使い道を発見しました!

私は小さいアナログ式の置き時計(縦横 約5.5cm)を持ってるのですが、「もしかしたらバススピーカーに入るんじゃね?」と思いついたのが発端です。もしできるなら、時間をはかりつつお風呂入れるしねー。

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まずはウォークマンを、バススピーカーに入れます。うん、これは十分行けますね。
次に、ウォークマンを端に寄せて、置き時計を投入します。

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入った!
見事に入りました!やったーこれでお風呂の時間がラクラクはかれる!

というわけで、みなさんもぜひお試しください。

  

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阿修羅にラブソングを

ちなみに現在は、外れた腕を頭に乗せた、ちょいとホラーなポーズになってます。ああ、リボルテックって楽しすぎる。

 

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サイト[Nanayo-Duki]、[イラスト]更新。
http://nanayoduki.michikusa.jp/

オリジナルイラスト1点、「やっぱり猫に騙されてる」をアップしました。
飼っている猫の写真を下絵にして、描いてみました。下描き・線画・おおまかな色分けはSAIで、効果・仕上げはフォトショで行っています。猫の模様は『和柄パーツ&パターン素材』から。意外とマッチしてビックリ。

ちなみに下絵にした写真は、↓です。もっと眠そうな表情が表現できればよかったかなぁ?
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みんな大好き、ねこ!!

pixivへのリンクはこちら↓

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サイト「Nanayo-Duki」と連動するブログです。

オリジナルのイラスト・小説・ハンドメイド作品などの創作活動を展開。おもにオンライン上で発表しています。モットーは「おもしろければ何でもいい」。あと古典が好き。最愛は日本中世(平安末~室町)期。

ちまちまと投稿もやってます。
ライトノベルレーベル中心。お見かけの際はどうぞごひいきに。

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